#11 昇格試験を通して会社はあなたの何を知りたいのか

昇格試験と向き合う

目次

そもそもなんで昇格試験やるの?

ここからは
昇格試験に向き合う
ということをしていきましょう。

そもそも
なんで昇格試験をやる必要があるのか
ということから考えてみましょう。

会社が昇格試験を実施する
目的(なんのためか)ということです。

そのヒントは
昇格試験の項目にあります。

昇格試験の項目は
会社(職種)によっても違う
と思うのですが
大きくいくつかに分けることはできます。

昇格試験の項目

<昇格試験の項目>
1、知識・能力判定
(SPI試験・インバスケットゲーム等)

2、ビジネス小論文・レポート
(論理性・表現力・意欲と熱意)

3、面接
(人事や管理職との面接)

これらの試験項目から
目的を読み解いていきましょう。

一つ目の
「知識・能力判定」で会社は
「あなたは昇格するための知識
・能力があるのかを知りたい」
と考えているようです。

確かに
知識や仕事の能力がある人を
昇格させたいということは
理解できます。

では、二つ目の
「ビジネス小論文・レポート」で会社は
「あなたは昇格する意欲と熱意を
論理的に表現できるのか」
ということを知りたいようです。

これも、昇格するということは
少人数であろうともチームリーダー格の
役割を担うことになります。
これはどの会社も同じだと思います。

つまり、リーダーとして、
チームを率いるだけの意欲と熱意があり
チームメンバーにその情熱を
論理的に伝えることができるのか
ということです。

最後の「面接」で会社は
「あなたを昇格させてもいいか」
ということを直接会って
話してみてから
最終判断したいと思っているようです。

これも理解できますよね。
筆記試験では
ある程度の判断ができたとしても
直接会って話してみた時の方が
圧倒的にその人の情報を得られますから。

試験官となるのは
これまで何人もの部下を見てきた
管理職や人事部の人が多いようなので
直接会う事である程度の判断が
できるのでしょう。

リーダーシップを証明する試験

では、まとめてみます。
昇格試験で会社が知りたいこととは
「あなたが一定レベルの知識と能力があり
仕事に対しての情熱を持ちながら
それを効果的に人に伝えられるのか」
ということのようです。

そこから導く昇格試験の目的とは
「チームリーダーと
なりうる人材を発掘するため」
ということになりそうです。

昇格するということは
次期管理職に近づくということからも
リーダーという役割を担えるか
という目的に大きなズレはないように
思います。

つまり
あなたは職場でリーダーシップを
発揮できるということを
昇格試験で証明しなければ
合格できないということになります。

このように
「昇格試験とは何か」ということに
しっかり向き合ってきた人は
多くはないと思います。

だから合格できなかったということです。
このことはつまり
「会社は昇格試験でリーダーを探している」
ということにたどり着けたあなたは
周りから一歩踏み出した
ということになります。

今時点では
自分がリーダーになれるのか
という不安もあるかもしれませんが
少なくともあなたは
自分の人生のリーダーであることは
間違いありません。

つまり、誰でもリーダーになれるし
実際にリーダーでもあるのです。

あなたはリーダーになれるし

実際にリーダーですよ!

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